第4回公演はおかげさまで大盛況でした

満員御礼!

去る2017年8月26日に開催しました「第4回鹿児島腎と薬剤研究会」は大盛況のうちに幕を閉じました。

 みなさまの「腎」への熱い関心がうかがえました。土曜日の午後という貴重なお休みの時間帯を割いて下さり、ありがとうございました。講演内容の概要は「続きを読む」でご覧ください。

【一般演題①】

 薩摩川内市からアクア薬局の御手洗先生をお呼びして、「透析患者における副作用対策~便秘を中心に」というテーマでお話しいただきました。

 実症例を交え、カマグが使えない便秘症例に適した漢方薬などについて、詳しくご講演いただきました。

【一般演題②】

 白石病院薬剤部の加納先生からは、「緩下剤連用に生じた高マグネシウム血症」というテーマでお話しいただきました。

 知ってるようで意外と知らない高マグネシウム血症の実症例を元に分かりやすくお話しくださいました。

【特別講演】

 熊本赤十字病院薬剤部から病棟薬剤課長の下石和樹先生をお呼びし、「腎不全患者の薬物治療に対する薬剤師の関わり~効果的なアプローチを目指して~」というテーマでご講演いただきました。

 

 処方医に薬剤師の考え方をご理解頂くための効果的なアプローチとして、明確なエビデンスを提示すべきだという内容でした。しかも、既出の論文ならそれをカスタマイズしてグラフ表記するなど分かりやすくしてから。また、エビデンスが見当たらない場合はご自身で臨床研究をし、その結果を医師に提示するという実経験の内容もご紹介してくださいました。

 常にエビデンスを意識することの大切さを痛感しました。そして「臨床研究」は難しく考える必要がないこと、また小難しい介入などをせずとも、身近な調査研究だけでも十分なエビデンスになりうるので、まずはやってみて、そしてそれを何らかの形で“活用する”ことが大事だと教えていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

下石先生を囲む腎薬メンバー

~懇親会の一場面より~