第12回日本腎臓病薬物療法学会学術総会2018に参加してきました

 時間が経ってしまいましたが、10/20,21に浜松で開催された、第12回 日本腎臓病薬物療法学会 学術総会に参加してまいりました。

 

 毎回この学会では学術的な面でも、それ以外の面でもとても刺激を受け、充実した時間を過ごすことができるのですが、今回もとても刺激的な2日間を過ごすことができました。

 個人的には、今年9月に鹿児島腎薬の講演会で特別講演をしてくださった、古久保先生の教育講演「電解質異常と薬」がとても印象に残っています。

 水中生物の水・電解質の調節機構についての話から始まった講演は、水中の世界が大好きな私にとってはとても興味深い反面、薬の話はいつ出てくるのか?と失礼ながら思ったりもしましたが、最終的にNaやKの調節に影響を与える薬についての話になり、とてもよい復習になりました。

 もちろん初めて知る内容もあり、勉強不足を痛感しました。

 また私はマラソンを走ると、走り終わった後の方が体重増加している自信があるのですが、これは水の飲みすぎで、低Naになっている可能性が高いということをこの教育講演で知り、今後のマラソン大会での給水について課題ができました。

 

 他にも興味深い発表やシンポジウムがいくつも同時進行されていて、どの会場に足を運ぼうか悩みながら学会会場を移動するので、あっという間に時間が過ぎていったように思います。鹿児島腎薬の役員として活躍中の先生方のうち、3名がポスター発表をされ、1名はシンポジストとして登壇されていました。私も来年こそは発表をしたいなと思っているところです。

 

 学会会場では、学会の中心となってご活躍の先生方から声をかけていただいたり、鹿児島腎薬の取り組みについて色々なご意見をいただいたり、感謝の気持ちで一杯になりました。

 また、懇親会等で全国各地の先生方と情報交換し刺激的をうけ、今後の鹿児島腎薬の活動にも生かしていきたいなと強く思いながら鹿児島に帰ってまいりました。

 

 今回の学会でご縁をいただいた先生を、次回の鹿児島腎薬講演会の演者としてお迎えする方向で現在調整中です。

 次回の鹿児島腎薬の講演会を楽しみにしていただければと思います。また、今後も鹿児島腎薬の活動に、興味を持っていただき、ご理解、ご協力をいただけると嬉しいです。

 

田中 沙也佳